2017年11月24日(金)
北問題「武力でなく対話・協調で」
新宗連が平和の集い
山添議員参加
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宗派を超えた新宗教教団の連合会である新日本宗教団体連合会(新宗連、保積秀胤理事長)が23日、東京都千代田区の国立千鳥ケ淵戦没者墓苑で「すべてのいのちを尊び平和を祈る集い」を開き、約3800人が参加しました。
北朝鮮情勢が緊迫するなか、政府などに、武力ではなく対話と協調による平和解決を訴えるもの。保積理事長は「朝鮮半島における武力衝突と戦争への突入は、いかなる理由があろうとも回避されなければならない」とあいさつしました。
世界宗教者平和会議日本委員会の杉谷義純理事長(妙法院門跡門主)は来賓あいさつで「戦争には決して勝利者はいない。市民レベルで、戦争は絶対に避けるべきだと訴え、連帯の輪をともに広げよう」と呼びかけました。
新宗連の宮本惠司常務理事(妙智会教団法嗣)が「日本政府に対して『すべてのいのちを尊ぶ世界』『平和な世界』の実現に向けて、緊張が高まる北朝鮮情勢を平和的に解決するため、国際社会においてあらゆる外交ルートをとおして最善を尽くすよう求める」とする「平和へのメッセージ」を発表。河野太郎外相の代理として出席した中根一幸外務副大臣に手渡しました。
参加者は「私たちは『二度と戦争を起こしてはならない』『国際問題を武力で解決してはならない』との『絶対非戦』精神のもと、北朝鮮をめぐる問題が対話と協調により解決されるよう祈ります」という「祈りのことば」を唱和しました。
中根副大臣、加藤勝信拉致問題担当相があいさつ。各党の国会議員が参加し、日本共産党からは山添拓参院議員、土井洋彦宗教委員会責任者が参加しました。