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2017年11月27日(月)

移民に対する恐怖あおるな

ローマ法王がメッセージ

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 【ベルリン=伊藤寿庸】フランシス・ローマ法王は24日、バチカン市で、カトリック教会が毎年1月1日に祝う「世界平和の日」の2018年のメッセージを発表し、難民・移民に対する恐怖をあおる勢力を批判しました。

 メッセージは「どのような政治的理由であれ、平和を築く代わりに移民に対する恐怖をあおる者は、暴力や人種差別、外国人嫌いの種をまいており、すべての人間の安全を懸念する人たちは、そのことを大いに心配している」と述べています。

 21世紀になっても「武力紛争などの組織的な暴力」による難民だけでなく、「未来への絶望」や「環境悪化による貧困」から逃れようとする移民が、合法、違法の両ルートで増大していると指摘。その行き先の国では、移民を「国家安全保障上の危険で、受け入れ費用が高いと非難し、人間の尊厳をおとしめる主張が広がっている」と述べています。

 難民・移民が「勇気や技術、エネルギー、希望、そして自らの文化の宝物をもたらし、受け入れ国の生活を豊かにする」と指摘。「移民・難民の存在をめぐる紛争で分断された都市を、平和の作業場へと変えていく」展望を語っています。


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