2017年11月30日(木)
新名神工事安全確保を
党国会議員団近畿ブロック 兵庫労働局に要請
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日本共産党国会議員団近畿ブロック事務所は29日、重大な労災事故が続発している新名神高速道路工事現場での建設労働者の安全確保を兵庫労働局に申し入れました。
新名神建設工事では、昨年4月に神戸市北区で橋桁が落下して作業員10人が死傷し、兵庫県猪名川町(同10月)と大阪府箕面市(今年6月、9月)でも死亡事故が発生。今月14日には、猪名川町で作業員が骨折する重大労災事故が起こるという異常事態が続いています。
申し入れには、宮本岳志衆院議員秘書の吉井芳子氏、清水忠史前衆院議員、堀内照文前衆院議員、庄本悦子兵庫県議、黒田美智川西市議らが参加しました。労働局に対し、西日本高速道路(NEXCO西日本)および事故現場を調査し、事故原因の究明と再発防止を図ることはもちろん、これまでにとった措置と実施状況を明らかにすることを求めました。また、関係省庁と連携し、工期や工法、労働環境の適否を検証し、必要な是正をするよう求めました。
清水、堀内氏らは、工期や工法、安全対策とともに、2次、3次下請けの労働者や一人親方の実態を示し、働く人の処遇やNEXCOの責任を指摘。情報公開の必要性を強調し「明らかになった点について国会にも届け、反映したい」と述べました。
応対した山本博一安全課長は「NEXCOの事故は世間も注目しているので、積極的に関与している」「発注者の責任を問うのは難しい」など答えました。