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2017年12月4日(月)

米軍基地・核兵器考える

東京法律事務所9条の会 講演会開く

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 沖縄県の米軍新基地建設や核兵器禁止条約をめぐる問題について考える講演会が2日、東京都千代田区で開かれました。主催は東京法律事務所(新宿区)の有志でつくる「東京法律事務所9条の会」。

 NHKディレクターの今理織(こん・みちおり)氏、共同通信編集委員の太田昌克氏が講演。今氏は「沖縄の取材を通じて『なぜ沖縄に基地が集中し続けるのか』がずっと頭にあった」と述べ、アメリカが沖縄に核兵器を配備していたことを告発した9月放送のNHK番組「沖縄と核」を紹介。「戦術核兵器をめぐる問題は過去の問題ではない」と語りました。

 太田氏は核兵器禁止条約の締結交渉をめぐり、日本政府がアメリカの「核の傘」に依存する立場から交渉不参加を決めたと指摘。北朝鮮の核・ミサイル問題を背景に「日本政府は『核の傘』信奉を強めている」と述べました。

 同法律事務所出身の山添拓・日本共産党参院議員と、立憲民主党の海江田万里衆院議員があいさつ。山添氏は「憲法改悪に失敗したら改憲勢力は後がない。改憲を否決できる世論を広げる」、海江田氏は「米軍基地問題は沖縄だけでなく、麻布ヘリ基地や横田空域など東京の問題でもある」と語り、改憲発議をさせないために頑張る決意を表明しました。


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