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2017年12月5日(火)

「核兵器禁止条約に、頑張り実った」

被爆者に全国から見舞金

長崎県原水協 届ける

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(写真)見舞金を渡す大矢正人代表理事(左)と被爆者ら=4日、長崎市

 長崎県原水協は4日、長崎市内の「恵の丘長崎原爆ホーム」を訪れ、全国から寄せられた被爆者への見舞金を贈りました。

 県原水協の大矢正人代表理事と佐藤澄人事務局長が訪れると、被爆者らが迎えました。

 大矢氏は、今年7月に国連で核兵器禁止条約が採択されたことを報告し「被爆者のみなさんの頑張りが世界中で認められ、やっと思いが一歩進んだ。本当にうれしい年になりました」と語りました。「ヒバクシャ国際署名」が1年で目標を大きく超える27万人分(1年の目標10万人)が集まったことを述べ、最終目標の50万人に向けて頑張りたいと決意を述べました。

 あいさつに立った入所者の山崎千鶴代さん(76)は、見舞いに対する感謝を述べ、今年相次いで亡くなった被爆者の谷口稜曄(すみてる)さんと元長崎大学学長の土山秀夫さんについて「長崎の被爆者を象徴する存在として先陣を切って核廃絶と平和を訴え続けられた方々の遺志をしっかり受け継ぎ、私たちのできることを微力ながら精いっぱいやっていきたい」と語りました。そして入所者が手作りしたクリスマスの人形をプレゼントしました。

 県原水協は、5日には同趣旨で長崎原爆病院も訪問します。


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