2017年12月16日(土)
辺野古石材 海から搬入
環境影響評価なし 政府の無法鮮明
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沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に伴い、防衛省沖縄防衛局は15日、沖縄本島西海岸の本部(もとぶ)港から護岸工事用石材10トントラック約150台分を積んだ運搬船を出港させました。近く海上から工事現場へ搬入するとみられます。現場では市民団体が抗議しました。
海上からの搬送は11月13日に国頭村の奥港から10トントラック約50台分を積み込んで以来、2回目。翌日には約100メートルに伸びたK9護岸から搬入されています。
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海路からの石材投入は、県知事の承認対象である環境影響評価書に明示されておらず、政府側の無法ぶりがあらためて示された形です。1日100台のペースで強行されている陸路での資材搬入を阻止しようと市民らが続けている座り込みを回避するのが狙いです。
防衛省は13日、国会内で市民団体に対して、海上からの石材搬入について、本部から10トントラック160台、奥から80台を1日1回搬送する計画だと説明しました。
ただ、前回は50台分の資材をK9護岸から搬入するのに1日かかっており、160台分を1日で終えられるかどうかは不透明です。