2017年12月27日(水)
ロックアウト解雇 5人和解
日本IBMの無法追い詰める
東京高裁
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日本IBMが労働者に解雇を通告してそのまま会社から閉め出す「ロックアウト解雇」に対して撤回を求める裁判の第1次、第2次原告5人が26日、東京高裁で和解しました。これで原告11人中10人が和解し、3人が職場に復帰しています。
第1次、第2次訴訟の原告は男性4人、女性1人。原告に解決金を支払うことで合意しました。
第2次訴訟原告の女性は、「長いたたかいだったけど、何とか解決してほっとした。こんなに長くかかるとは思わなかった。解雇されたとき、あきらめなくて良かった」と話しました。
5人は2012年7月〜13年6月に解雇され、16年3月に東京地裁で解雇無効判決を勝ち取り、東京高裁で和解協議を行っていました。
同裁判は、JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)組合員の11人が5次の原告団に分かれてたたかい、東京地裁で出された判決はすべて労働者が勝訴。無法なIBMを追い詰めています。
残る第5次原告は、今年9月、東京地裁で勝訴し、東京高裁で係争中です。