2018年1月3日(水)
長崎の心 署名に込め
平和公園 旅行者ら次々サイン
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長崎市原水協は2日、長崎市の平和公園で今年初めての「ヒバクシャ国際署名」に取り組み、約1時間で210人分の署名が寄せられました。
各団体から16人が参加。メンバーは「禁止条約すすめるICANにノーベル平和賞・すべての国が核兵器禁止条約に参加を」と書かれた横断幕を掲げ、署名への協力を呼びかけました。この日は旅行者などが大勢訪れており、署名に協力する人、熱心に原爆パネルを見る親子連れなどの姿がありました。
愛知県から家族とともに訪れた女性は「今の戦争への流れにとても不安を感じて署名しました」と語り、徳島からの女性(24)は「今から原爆資料館に行きます。原爆による惨状を繰り返してはいけないと強く思います」とペンを走らせました。福岡から小学5年生の娘と来た女性(43)は「戦争を知る人が減っていく中、子どもに伝えていくことが大切だと思い長崎に来ました」と述べ署名しました。
市原水協の田中弘法理事長(65)は「『ICAN』がノーベル平和賞を受賞し、世界的に核兵器廃絶の流れが強まる中、今年は日本政府を追い詰めて署名をさせる、そんな力をつけていきたい。今日がそのスタートになればと思います」と語りました。