2024年3月19日(火)
自衛隊訓練場新設だめ
赤嶺氏 候補地選定経緯ただす
衆院安保委
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日本共産党の赤嶺政賢議員は15日の衆院安全保障委員会で、沖縄県うるま市への自衛隊訓練場の新設計画について、候補地選定の経緯をただしました。
防衛省は昨年12月、安保3文書に基づく陸上自衛隊第15旅団(那覇市)の師団化改編に伴い、うるま市石川のゴルフ場跡地に訓練場を新設する計画を突如明らかにしました。これに対し、党派を超えた反対の動きが広がっています。
赤嶺氏は、候補地は年間4万人の子どもが自然学習や宿泊体験で利用する県立石川青少年の家の目の前だと指摘。キャンプファイアーやナイトウオークも行われているのに夜間や空砲の訓練まで計画しているとして、どういう検討を行ったのかとただしました。木原稔防衛相は、施設の利用状況を「県や施設側に直接確認したわけではない」としながら、「影響が最小限となるよう検討し、取得を計画した」と述べました。
赤嶺氏は、宮古島や石垣島などへの部隊配備では委託調査を行い、候補地ごとに周辺の学校や医療施設、住宅地、自然環境などを調べていたと指摘。「部外への委託調査は実施していない」と答弁した木原氏に、「きわめてずさんだ。誰が見ても適地でない場所を選んでいる」と批判しました。