2024年4月3日(水)
沖縄・うるま訓練場計画
赤嶺氏 白紙撤回を要求
衆院安保委 用地取得含め断念を
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日本共産党の赤嶺政賢議員は2日の衆院安全保障委員会で、沖縄県うるま市石川地区への陸上自衛隊訓練場新設計画の白紙撤回と用地取得断念を求めました。
赤嶺氏は3月15日の同委員会で、住宅地や県立石川青少年の家に隣接し、周囲に高圧線が張り巡らされている場所を候補地に選定した検討経過を明らかにするよう求めたと述べ、政府の見解をただしました。
木原稔防衛相は「今後の同種の検討に支障が生じるため、逐一お示しするのは困難」と答弁。赤嶺氏は、宮古島や石垣島への自衛隊配備では候補地検討の調査報告書を国会に提出したことを挙げ、「まともな検討をやっていないから出せないのではないか」と批判しました。
赤嶺氏は、岸田首相が「これまでの対応が乱暴だという指摘は真剣に受け止めなければならない」(3月27日参院予算委員会)と答弁したことを指摘。木原氏は「しっかりと受け止めなければならない」と述べました。
赤嶺氏は「まともな検討もなく、住民の頭越しに計画した案は、用地取得を含めて白紙に戻すべきだ」と要求。木原氏は「土地取得も含めて計画を白紙にする考えはない」と否定しました。
赤嶺氏は「計画の白紙撤回と断念は党派を超えた県民の総意だ」と指摘。同地区の宮森小学校への米軍ジェット機墜落事件(1959年6月30日)を体験した住民もいる中で、「軍事施設計画を持ち出すこと自体、感覚を疑う」と批判しました。