2024年4月29日(月)
衆院3補選
岸田政権に明確な不信任
小池書記局長が会見
|
日本共産党の小池晃書記局長は28日投開票された衆院3補欠選挙の結果を受けて党本部で記者会見し、「この結果は岸田自公政権に対する有権者の厳しい審判が下されたもの。あわせて補完勢力でもある日本維新の会にも厳しい審判が下った」と述べました。 (関連記事)
小池氏は「選挙勝利のため奮闘した日本共産党支持者や党員、市民と野党の共闘に尽力された全てのみなさんに心から敬意を表する」と表明。岸田文雄首相が24日の参院予算委員会で補選の結果には「私への有権者の判断も含まれる」「私の政治に対する姿勢も評価の対象に入っている」と述べたことにふれ、「有権者が明確な不信任を突きつける結果となった」と指摘しました。後半国会で、自民党裏金問題でも、深刻さを増すくらしと経済の問題でも、憲法を踏みにじる大軍拡でも「岸田政権の政治責任を追及し、解散・総選挙に追い込んでいく」と決意を述べました。
小池氏は「日本共産党は自民党政治を終わらせ、希望ある政治をつくりあげるために国民的な運動を全国で広げていく」と強調。来たるべき総選挙に向けて日本共産党躍進のため全力をあげるとともに、対等・平等、相互尊重に基づく市民と野党の共闘の再構築に向けて力を尽くすと語りました。
「与野党対決となった島根1区で共産党が候補者を立てず野党候補を一本化したことも勝利の一因になったか」と問われた小池氏は、「明らかにそういう効果が出た。島根だけではなく長崎、東京、いずれの選挙区でも市民と野党の共闘で一本化して選挙に臨んだことが岸田自公政権、補完勢力に対して審判を下す結果につながった」と強調しました。