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2024年6月6日(木)

政策買収の自民政治

政治改革特委 塩川氏が首相追及

 日本共産党の塩川鉄也議員は5日、衆院政治改革特別委員会の政治資金規正法改正案の審議で「赤旗」日曜版のスクープを紹介し、岸田文雄首相を追及しました。

 塩川氏は、政権交代後の2013年の参院選前に自民党の政治資金団体が、日本建設業連合会(日建連)に企業献金4億7100万円の請求書を出していると指摘。「夏には参院選があると言って、『国土強靱(きょうじん)化』を訴えて献金を請求した。まさに特定政策を誘導する形で、企業献金を催促してきた」と批判しました。首相は「政治資金団体が献金を受け取ることは、法的に何ら問題はない」と開き直りました。

 塩川氏は「この10年間で、日建連会員企業から自民党への献金額は20億円を超えており、その見返りに日建連会員企業が受注した大型公共事業額は27兆円を超えている。政策を金で売り買いする賄賂政治そのものだ」と強調しました。

 さらに、自民党の修正案では、パー券購入の公開基準が引き下げられるのは施行日の2027年1月1日だとして、「その間に総選挙や参院選がある」と指摘。22年参院選前に岸田派で国交省出身の足立敏之参院議員が、日建連に3000万円のパーティー券購入を依頼し、日建連が各社に100万円以上を割りふっていたことを暴露し、目前に迫った国政選挙で従来通り、企業・団体からパーティー収入を得ようとしているのではないかと追及しました。首相は「(法施行までに)準備が必要であり、設けたものだ」とまともに答えませんでした。塩川氏は「自民党案は企業・団体献金を聖域にするもの」と批判しました。


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