2024年6月21日(金)
マイナ利用強要中止を
倉林氏 現行保険証存続求める
参院厚労委
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日本共産党の倉林明子議員は18日の参院厚生労働委員会で、マイナ保険証の利用を強要するキャンペーンを中止し、現在の健康保険証を存続するよう求めました。
倉林氏は、大手薬局が「マイナ保険証しか受け付けない」「マイナ保険証がないと薬は出さない」といった対応をすることは「保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則」に反するのではないかとただしました。
武見敬三厚労相は「患者に無理強いするのではなく、薬局は処方箋、マイナ保険証、健康保険証のいずれかで資格確認することを踏まえ、適切に運用することが重要」などと答えました。
倉林氏は、医療機関では、マイナ保険証でないと後回しにするなど、差別的な対応がされていると是正を求めました。武見厚労相は「事務の効率化や混雑の解消の観点からマイナ保険証の専用レーンや、診療の順番を先行させるなどは想定される」などと容認しました。
倉林氏は、大阪府保険医協会のアンケートで、資格情報が無効と出たり、マイナ保険証の有効期限が切れていたりするなど、いまだにトラブルが続いていると指摘。法令にも反するような強引な進め方をやめ、健康保険証の存続こそ決断すべきだと求めました。