2024年10月27日(日)
樹木伐採計画に抗議
「外苑守れ」市民がパレード
東京
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神宮外苑再開発(東京都新宿区・港区)で三井不動産など事業者が週明けにも樹木の伐採を始めようとしていることに抗議して26日、「みんなの緑を大切に」パレードが行われ、200人が参加しました。「守りたいのは神宮外苑」「いらないものは高層ビル」とコールが響きました。
神宮外苑や日比谷公園をはじめ各地で樹木伐採の開発計画に反対する市民団体のネットワーク「コモンズネット」が主催しました。
パレードに先立ち、同ネットのロッシェル・カップ共同代表が「緑を守ろう、森を守ろうと全国各地で一緒に頑張っている人たちが集まった」と訴えました。
日本共産党の吉良よし子参院議員、原純子、原田あきら両都議が参加。吉良氏が「選挙の最中に、外苑の樹木を伐採する重大な計画を、まともな審議もせず強行した火事場泥棒のようなやり方は許せない。事業者は、樹木を守る具体的な根拠も示せていない。次の100年も森を守るため声を上げよう」とあいさつしました。
参加者は神宮外苑から、同様に森の伐採が計画される日比谷公園(千代田区)までパレードしました。
参加した新宿区の女性(62)は「マラソンのトレーニングで走っていたので、外苑には愛着がある。猛暑が続く中、都心を冷やす森を切ってはいけない。樹木の伐採を認めた行政も許せない」と話していました。