2024年10月28日(月)
沖縄1区赤嶺氏4選 共産党8議席
総選挙 自公 過半数割れ確実
第50回総選挙(総定数465議席)が27日、投開票されました。日本共産党(公示前10議席)は8議席を獲得しました。比例では東京、北関東、南関東、東海、九州・沖縄の各ブロックで各1議席、近畿ブロックで2議席を獲得。沖縄1区で「オール沖縄」の赤嶺政賢氏が激戦を勝ち抜き、小選挙区で4回目の当選を果たしました。報道各社の出口調査によれば、自民・公明与党の過半数割れが確実になりました。裏金づくりに関わった議員や現職閣僚も相次いで落選しました。日本共産党と「しんぶん赤旗」は自民党の裏金事件を世に暴き、組織的犯罪行為として徹底追及。選挙中には自民党非公認候補に政党助成金から2000万円が支給されていたことを明らかにして国民の怒りを広げ、自民党に対する厳しい審判となりました。
(写真)支援者とともに喜ぶ赤嶺政賢氏(中央)=27日、那覇市
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(写真)田村智子氏 新 東京ブロック
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(写真)塩川鉄也氏 前 北関東ブロック
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(写真)本村伸子氏 前 東海ブロック
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(写真)志位和夫氏 前 南関東ブロック
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(写真)田村貴昭氏 前 九州・沖縄ブロック
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(写真)堀川朗子氏 新 近畿ブロック
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(写真)辰巳孝太郎氏 新 近畿ブロック
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オール沖縄
(写真)新垣邦男氏 前 沖縄2区
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(写真)赤嶺政賢氏 前 沖縄1区
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比例代表で日本共産党は東京ブロック(定数19)で田村智子委員長が衆院初当選。近畿ブロック(同28)では辰巳孝太郎氏が衆院初当選を決め、堀川朗子氏も初当選を果たしました。北関東ブロック(同19)で塩川鉄也氏が9選、南関東ブロック(同23)の志位和夫議長が11選、東海ブロック(定数21)の本村伸子氏、九州・沖縄ブロック(同20)の田村貴昭氏が4選を決めました。
「オール沖縄」では1区の赤嶺氏のほか、2区で新垣邦男氏(社民党)が2選を決めました。
下村博文元文部科学相(東京11区)、高木毅元党国対委員長(福井2区)など裏金問題で自民党非公認となった候補が続々と落選確実になりました。裏金疑惑を突き付けられた丸川珠代元五輪相(東京7区)、武田良太元総務相(福岡11区)なども相次いで落選。現職閣僚では牧原秀樹法相が埼玉5区で、小里泰弘農水相が鹿児島3区で、伊藤忠彦復興相が愛知8区での落選が確実となりました。
総選挙では、自民党の裏金問題が最大の争点となりました。自民党派閥の政治資金パーティー収入による裏金づくりは、「赤旗」日曜版が22年11月にスクープ。日本共産党議員団が国会などで徹底追及するとともに、刑事告発へとつなげ、自民党による大政治犯罪であることを明らかにしました。総選挙中には、裏金問題で非公認となった候補が支部長の自民党支部に党本部が政党助成金から2000万円を振り込んでいたことを「赤旗」が特報。選挙終盤に自民党への怒りが爆発的に広がりました。
日本共産党は、裏金問題の徹底究明と腐敗政治の一掃や、くらし最優先での経済の立て直し、外交の力で平和をつくることなどを主張し、「日本共産党の議席を伸ばせば政治は必ず変わる」と訴えました。気候危機打開、ジェンダー平等なども掲げました。