2024年10月29日(火)
自公が過半数割れ
総選挙結果 確定
第50回総選挙の議席が28日確定し、日本共産党は小選挙区で「オール沖縄」でたたかった沖縄1区の赤嶺政賢氏が9選(同区では4選)を果たしました。比例代表では改選前の9議席から7議席(336万票、得票率6・16%)へと後退する残念な結果となりました。(田村委員長会見)
自民、公明の与党は公示前の279議席から215議席へと大きく減らし、過半数(233議席)割れとなりました。
日本共産党は自民党の裏金事件を暴き、総選挙の最中にも裏金事件で非公認となった同党候補の各支部に自民党本部が政党助成金から2000万円を振り込んでいたことを「しんぶん赤旗」が特報。自公の過半数割れに大きく貢献しました。
自民党の裏金事件に関わった46候補(非公認などの12人を含む)のうち28人が落選。同党の現職閣僚2氏も落選しました。56議席減の191議席となった自民党内では執行部の責任を問う声が上がっていますが、石破茂首相は退陣を否定。森山裕幹事長も続投する意向を表明しています。
公明党も石井啓一代表が埼玉14区で落選するなど、8議席減らし24議席になりました。
沖縄では2区の新垣邦男氏(社民党)も「オール沖縄」の議席を守りましたが、3区と4区は自民党候補に及びませんでした。
比例代表で日本共産党は、東京ブロック(定数19)で田村智子委員長が、近畿ブロック(同28)で辰巳孝太郎氏がそれぞれ衆院初当選を果たし、同ブロックでは堀川朗子氏も初当選を果たしました。北関東ブロック(同19)では塩川鉄也氏が9選、南関東ブロック(同23)では志位和夫議長が11選を果たし、東海ブロック(同21)の本村伸子氏と九州・沖縄ブロック(同20)の田村貴昭氏はそれぞれ4選を決めました。
立憲民主党は50議席増の148議席。国民民主党は21議席増の28議席、れいわ新選組は6議席増の9議席となりました。参政党と日本保守党は、それぞれ3議席を得ました。
自民、公明、維新、国民の改憲勢力は、国会発議に必要な3分の2(310議席)を維持できませんでした。