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2024年10月29日(火)

きょうの潮流

 「ほとんど裏金の話をした」。立憲民主党の野田代表がそう口にすれば、自民党の石破首相は敗因について、「政治とカネ」の問題が一番大きいと▼自公政権を15年ぶりに過半数割れに追い込んだ総選挙。汚いカネにまみれた政治に国民から厳しい審判がくだされました。自民全体が大幅に議席を減らしただけでなく、裏金議員や派閥幹部らが次つぎと落選。怒りの渦が結果に表れました▼「しんぶん赤旗のおかげで裏金問題が明るみに出たわけですから、いち国民として感謝しております」。俳優で劇作家の伊藤高史さんがX(ツイッター)で発信しているように、ここまで自民党を追いつめたのは「赤旗」と共産党の追及でした。選挙中に2千万円の裏公認を暴露し、ダメを押したのも▼その共産党が議席を減らすなんておかしい…。そんな思いや激励の声が続々と寄せられています。Xでは「ありがとうしんぶん赤旗」のタグが広がり、購読の申し込みも相次いでいます▼カネで動く政治を改めるには利益誘導の企業・団体献金を禁じ、税金をばらまく政党助成金の廃止が肝心要です。それを一貫して主張し続け、みずから実践してきた共産党だからこそ、これだけの情勢の激変をうみだす役割を▼新しい政治へのつよい願望、そして模索のなかでの短期決戦でした。今後の政局は不透明ですが、自民党政治を変えてほしいという多くの願いが本当にかなうまで、共産党と「赤旗」は力を尽くします。希望ある社会の実現を、みなさんとともに。


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