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2024年11月13日(水)

きょうの潮流

 「声をあげれば変えられる。あきらめず続けましょう!」。秋晴れの日比谷野外音楽堂に、大人たちの決意が響き渡りました▼1800人が集った保育大集会。オープニングは「子どもたちにもう1人保育士を!」の運動から生まれた「もう一人行進曲」を大合唱しました。歌に合わせて子どもも大人も会場内をくねくねぐるぐると行進。集会後のパレードで元気に声をあげました▼76年ぶりに4・5歳児の保育士の配置基準が改善されましたが、現場では職員が増えたという実感はありません。各地で災害が相次ぐ中、「これで子どもの命が守れるのか」という不安も募ります。先送りとなった1歳児の基準だけでなく、どの年齢でも改善してほしい。「もう1人、いやもう2人、3人保育士を!」の声は、ますます切実です▼「子どもは、荷物じゃないんです」。現場から「こども誰でも通園制度」試行の実態と苦労も。経験ある保育士と丁寧な関係づくりを進め、子どもが環境に慣れるよう園の努力が続いています。子育てに悩むすべての保護者を支援したい。「予算と保育士としっかりした準備が必要です」と訴えました▼一方で、深刻な少子化で定員割れとなり、職員の雇用継続が難しいという悲鳴もあがっています。子どもが少なくても安心して保育ができるしくみがほしい。何より子育てが楽しい国にしたいもの▼子どもには幸せな子ども時代を過ごす権利があります。その権利を保障するのが、総選挙後の新しい国会議員の仕事です。


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