2024年11月17日(日)
神宮外苑の木 切るな
東京 工事の森の前 市民が抗議
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東京の明治神宮外苑(新宿区など)の木を切り超高層ビルを建てる再開発計画をめぐり、伐採工事が始まった森の前で16日、樹木の保護を求める市民が集まり抗議しました。
苑内の「建国記念文庫の森」は、高さ3メートル近い金属板で囲われ、中の様子は見えません。閉じたゲート前に集まった約60人が「いらないのは高層ビル 守りたいのは100年の杜(もり)」などのプラカードを掲げてスピーチしました。この時点で工事関係者の出入りや重機の音などはなく、集まった人は「注目されたくないから今日は工事を中止したのかもしれない。抗議を続けよう」と話していました。
この区域での伐採は新宿区が先月、三井不動産などに許可を出したことで始まりました。反対する市民らが今月6日、区の伐採許可は違法だとして、許可の取り消しを求めて提訴。執行停止も申し立てています。
この日の呼びかけ人で、訴訟に参加する大澤暁さんは「大企業が伐採を強行している。執行停止の申し立ての決着がつくまでは進めるべきではない」とスピーチしました。