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2024年11月20日(水)

兵庫県知事選結果

県政を支えてきたオール与党の問題

小池書記局長が会見

 兵庫県知事選での斎藤元彦氏の再選について、日本共産党の小池晃書記局長は18日の国会での記者会見で、自民党や日本維新の会など「共産党以外の『オール与党』」が斎藤県政を支えてきた問題を改めて指摘しました。

 パワハラ疑惑などによる斎藤氏の失職に伴う今回の県知事選で、日本共産党は憲法県政の会の大沢芳清候補を推薦。大沢氏は、斎藤氏が医療・福祉を切り捨てる一方、高速道路建設などの大規模開発を推進してきたと批判し、県政の転換を訴えました。

 小池氏は「大沢候補は(斎藤氏の)県民不在の県政と、県政の私物化は一体のものだと正面から批判した」と説明。「こうした論戦をしたのは大沢氏だけで、この意義は大きい。奮闘に心から敬意を表する」と強調しました。

 今後について小池氏は、県議会の役割が重要だとして、課題は斎藤氏の疑惑の真相解明と県政の転換だと指摘。「そのために共産党としても全力を挙げたい」と表明しました。

 斎藤氏再選の背景にSNS(ネット交流サービス)戦略があったとの報道に関し、情報発信の規制のあり方を問われ、小池氏は「選挙戦の中での言論規制には慎重であるべきだ」と主張。その上で、大手メディアが選挙の争点を深掘りしない一方、SNSで大量に情報が発信されている実態に言及し、「メディアの役割も問われている」と指摘。SNSで事実と異なると思われる情報が次々出た場合、ファクトチェックをしっかり行う報道の必要性を指摘しました。


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